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9月5日宮水学園講演と舞報告

宮水学園は西宮で生涯学習をされています。年間多くの文化・芸術に触れられ様々な講演がなされています。私は初めての経験でした。60歳以上の方達が200名ほど参加されていました。「上方舞」とあくまでも私の私見からの「六条御息所」について講演(おこがましいですけど・・・・・)させて頂きました。皆さん真剣に聞いてくださりこちらが恐縮する思いでした。「上方舞」はよくご存じなく出来る限りご理解頂ける様にお話させて頂きました。「源氏・六条」についても私の感じている「六条御息所」について語りました。この「六条御息所」は今アドバイザーとして中島貞夫監督が様々な事をご指導して下さっています。その中で「「御息所」は知性も教養も全てを身につけた女人、それが嫉妬に狂い、誇りを傷つけられその身につけた知性も教養も誇りも剥ぎ取られるように一枚一枚崩れてゆく、、、、、そして、最後に残った人間の本性、心・魂だけが舞台に存在する。」その事を監督から教えて頂きました。それは、私が今まで感じていた「御息所」の表現とは異なります。本当に眼からうろこでした!!!今監督から様々に教えて頂いていることに本当に感謝です。「御息所」への捉え方は深い慟哭、身を失うほどの焔の心。そんな人間の有様を表現してゆけるよう追求してゆきたいと思います。
今回から脚本は高嶋蘭さんにお願いしています。彼女にこの話を初めてした時に「典枝さんの舞に相応しい脚本にしたい」と「あくまでも舞が主、だから舞を活かせる本になるように努力するね。」そういってくださいました。これはとっても嬉しかったです。そう考えて下さる事が有難かったです。それから幾度も話し合いました。お互いの「六条御息所」への見解を何度も何度も話し合いました。今まだ完成には至ってはいません。まだまだこれから煮詰めて、監督にアドバイスを頂きより完成度の高い「六条御息所」に仕上げてゆきたいと思っています。この度の講演・舞にお世話になった宮水学園の小林さんそしてスタッフの方がた本当にありがとうございました。
| 公演報告 | 22:53 | comments(0) | - | pookmark |
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