2007.05.29 Tuesday
2007.05.08 Tuesday
4月の公演報告。
4月28日(土)に京都「錦鱗館」にて「―源氏を舞ふ―」第二回を公演させて頂きました。今回も多くの方にお越し頂き本当に嬉しくまた感謝の思いで一杯でした。この「―源氏を舞ふ―」は第一回から語り・歌のみで全て無音で舞う試みです。佐賀龍彦さんの語りと歌のみで舞う「源氏物語」はおそらく舞の世界でも始めての試みと思います。「空蝉」「夕顔」は一幕物の芝居仕立てに佐賀さんが脚色してくれました。今まで私が知っている限りの「源氏物語」の語りは全て女性でした。それを男性の佐賀さんが語り、和歌をアカペラで歌って下さる。これも多分始めての試みです。男性であるからこそ「光源氏」を演じることが出来、空蝉・夕顔との芝居も成立します。彼が語るたびに、歌うたびに源氏へと変貌してゆく。語りと歌そして舞。この組み合わせだからこそ創り出せる世界を表現したかったのです。芝居であれば源氏と空蝉・夕顔は絡み合います。舞と語り・歌の場合は決して絡み合わない。感応し合うのは心!!触れずにいるからこそより鮮明に心が伝わり、思いが重なってゆく。伸ばした手の向こうに思いを重ねる。見つめ合わないからこそ深く心を思いを感じあえる。その空間がとても大切なんです。その空間の中にこそ言い知れぬ思いが宿ると、、、埋めることのない空間に激しさも情念も狂気もそして忍ぶ思いも、、、現実と越える時空とその先にある真実と、、、その全てを無音の中に秘めたかったのです。「源氏」の世界は現世と来世とその狭間の世界を生きています。男と女の美しく壮絶な生命の物語。今創まったばかりの「―源氏を舞ふ―」54帖全てを仕上げるには果たして幾年かかるのか?命を削る作業と思います。そして走り出して思います。「源氏」の中に生きている女達が愛しくなって行きます。何故か演じるたびに愛しさが増して行く。とても不思議な感覚です。演じて舞って感応してゆく。そこには夫々の女が鮮やかに息づいてくれている。やってくるんです。向こうからその女が、、、今までにない感覚です。これからも佐賀さんの語り・歌と共に舞を掘り下げ深めて行きたいと思います。これからも宜しくお願いします。
2007.05.02 Wednesday
6月15日(金)ライヴ
上方舞 立花典枝の世界
―源氏を舞ふ― 第3回 《空蝉・夕顔》
第1部〔空蝉〕 第2部〔夕顔〕
谷崎潤一郎訳「源氏物語」より脚色
後の舞《道行華》(宇崎竜童作曲 阿木燿子作詞)
―曽根崎心中―より
(現在日本各地にてフラメンコによる「曽根崎心中」巡演中です。)
舞・作舞 立花典枝
語り・歌・脚色 佐賀龍彦(無名塾)
場所:ノヴェンバー イレブンス1111
(宇崎竜童 阿木耀子夫妻ライヴレストラン)
(都内有名レストラン、パリ・イタリアで修行を積んだシェフの創作料理!!!私の一押しは〔キャベツステーキ〕です。絶品です。)
日時:6月15日(金) 19:30 20:30 (2ステージ) open18:00
料金:CHARGE¥3,150予約受付:03−3588−8104(受付時間 11:00〜)
*「ノーヴェンバー イレブンス1111」のホームページは「リンク」のページから入れます。
2007.05.01 Tuesday
5月の舞のお知らせ
2007.05.01 Tuesday
6月20日(水)ゲスト出演
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