ノーヴェンバー・イレブンス報告

 2年ぶりの「ノーヴェンバー・イレブンス」への出演でした。何時もながらに店長の浅野さんはじめ渡邊さん、皆さん本当に良くして下さって、感謝!!!感謝!!!です。

麻志那恂子さんのお話に始まり地唄「ゆき」を舞わせて頂きました。
黒の鮫小紋に白地に金の光琳松の帯、鬘は何時もの京鬢三ツ和、、、
今回は舞の基本所作の儀式礼を前後に入れました。
舞うたびに振りが所作が省略されてゆくんです。削ぎ落として行く感じです。
舞重ねて行くたびに、、、そうなって行く、、、昔日本画の先生が言ってられました。
「散る葉も、花も描き込む度に削って行くんだよ。」と、、、
舞もそうなんです。振りを削ってゆく、、、舞うたびに削ぎ落としてゆく、、、
最後に残るのは心、、、、、そう感じています。

そして、「近松心中」―曽根崎心中―
琵琶と篠笛で始まり、、、
麻志那さんの語り、、、「この世も名残り、夜も名残り、死にに行く身は、、、」
近松の「曽根崎心中」を琵琶と篠笛そして語り、、、で舞って

宇崎竜童さんの曲「愚かにも愛しいく」「紅蓮」「道行華」で舞って、、、
白の裾引き、帯は黒字に紅白の梅の織、鬘はボブヘアー、、、
けだしは赤、、、半襟は赤と緑に金箔、、、

極力振りを抑え芝居と舞を行き交うように舞いました。

一舞台、一舞台、が一期一会、、、それが永遠になれる様にと、、、
舞続けて行きたい!!!

「花伝書」の奥義に言う、、、にあります。
―芸能とは、人の心を和し、調和し、幸福にする、さすれば人は豊かになり、心豊かになれば、長寿へと繋がる。人々の心が幸福で豊かであればその国も栄える。芸能とはそうである。―

こうなれるよう精進を重ねたいです!!!
| 公演報告 | 20:37 | comments(0) | - | pookmark |

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