2011.10.26 Wednesday
青昇舞一夜 報告
JUGEMテーマ:芸能
朝からの雨が、、、やはり公演の前には上がりました。やっぱり私は「晴れ女」です。お越し下さるお客様が濡れられては、、、本当に良かったです。
夕刻から「浮舟」のリハに入り、最終の打ち合わせをすませ化粧にかかりました。
最初は地歌「雪」、地方はいつもの北野峰琴さん、、、幾度ご一緒させて頂いているのかしら、、本当に幾度も幾度もご一緒して、、、今はもう「今度・・・・・です。」「はい、わかりました。」「どれくらいの寸法で?」「いつもどうりで、、、少しゆっくり目で、、、」大抵はこれで本番を迎えます。互いの呼吸が本当によく分かっているので、入ってゆけます。雪の女に、、、今回も御高祖で舞いました。
私の「雪」は御高祖の「雪」そう自分で感じています。色んな形を迷いながら模索して、、、そして、行き着く、、、辿り着くんですね。自分の型に、、、
「浮舟」小鼓の久田舜一郎先生、謡の吉浪壽晃先生、能管の野中久美子さん
能管が静かな法然院に響き、、、小鼓が前シテをこの世に登場させ、謡がその心を表す。
静かな張りつめた空間がこの世とあの世の境を繋げて行く、、、そこにあるのは「浮舟」の心、、、未だに憑りつかれた悟れぬ心、、、
謡がその心を、、、浮舟の在り様を語り、、、心が魂が具現化して行く、、、そして、小鼓がその心を激しく揺さぶり、、、幽界の魂を真の心を引きづり出す、、、能管に惹かれるように舞い狂う浮舟、、、、、
やがて、僧によって心の平安を得て静かに消えてゆく浮舟、、、、、
一期一会の舞台、ご一緒させて頂けた幸せともっともっと精進を重ねねばとの思いを新たにさせて頂いた「青昇舞一夜」でございました。
2011.10.15 Saturday
須磨離宮公園特設舞台「月見の宴」報告
JUGEMテーマ:芸能
お昼過ぎにリハのために現場に入り、早速に着替えて能管の野中久美子さんとリハ開始です。須磨離宮公園の噴水の場所に特設舞台が設えてあってその舞台での舞です。
夕刻から夕暮れに次第に星々も煌めき、、、天空にゆっくりと月が昇り、、、月見の宴らしいい風情が、、、野中さんとは幾度かさせて頂いていて久美子さんの能管に誘われて出に、、、
今回は「鎮魂」の思いも深めながら舞わせて頂きました。
久美子さんが人魚、特にオンディーヌをイメージされて作曲された曲を少し古典の音曲を添えてくださいました。
静かに荘厳に出、、、少し心の揺れに入り、、、心を通わせ、、、別れが、、、そして浄化してゆく思い、、、へと変化させて、、、祈りへと、、、
お互いに感応しあって行ける事の幸せを感じて舞わせて頂きました。
3500人ものお客様がいらしていました。皆様に少しでも心が伝われば、、、、、です。
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